在宅ワークが当たり前になってきた昨今、「自宅でも快適に作業したい」と思う人は増えているのではないでしょうか。
僕自身もその一人で、毎日8時間以上キーボードを叩く生活をしていると、「もうちょっと快適なキーボードないのかな…」と思うことがしばしば。
そんな中で出会ったのが、HHKB Professional HYBRID Type-S。
今回はこのHHKBを実際に導入したリアルな体験をベースに、購入前に検討した他製品との比較や、実際に触れる場所の紹介も交えて、「使ってみてどうだったか?」を正直にレビューしていきます。
HHKB Professional HYBRID Type-Sとは?
まずは軽くスペックや特徴を整理しておきます。
キー方式 | 静電容量無接点方式 |
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接続方法 | Bluetooth 4台、USB Type-C |
キー配列 | US配列、JIS配列 |
重量 | 約540g |
このモデルの魅力は何と言っても、打鍵感の良さと作業効率の両立。
それに加えて、カスタマイズ性や高級感のあるデザインも所有欲を満たしてくれます。
複数台のデバイスをBluetoothで切り替えて使えるのも、MacBookとWindows PCを併用している筆者にとってはかなりのメリットでした。
実際に使って感じたメリット
圧倒的な打鍵感
静電容量無接点方式ならではのスコスコした感触は、従来使っていた薄型キーボードとは完全に別物。
タイプしているときの気持ちよさが全然違います。
キーマップ変更が簡単でカスタマイズ性も◎
専用ソフト「Happy Hacking Keyboard キーマップ変更ツール」で自分好みのキー配置に簡単に変更できます。
多様するキーを中心に設定することで手の移動が減り、タイピング速度の向上と疲れの軽減ができます。
HHKBは通常時とFnキー押下時でキーの割り当てを変えることができます。
私は以下のようにキーマップを設定しています。
こちらの設定はWindowsとMacOSともに同じような感覚で使用できるようにしてあります。
通常時はFnキーを押しやすい位置に設定しているのと、”かな”と”英数”をスペース横に設定することにより、
日本語入力と英語入力の切り替えを簡単にできるようにしてあります。

Fnキー押下時はExcelのセル移動や文字入力時のカーソル移動を楽にするために、
キーボード右側に矢印キーを設定しています。これによりマウスに移動することなく作業をすることができます。

接続の自由度が高い
WindowsとMacBookで作業をしているのですが、その時々で簡単に無線で切り替えることができるので本当に便利。
4台までペアリング可能なので、複数デバイスを使い分ける人には嬉しい仕様です。
コンパクトでデスク周りがすっきり
テンキーなしの60%レイアウトは、デスクのスペースを取らないので最高です。
マウスの可動域も広がり、肩や腕の負担も減った気がします。
長時間タイピングしても疲れにくい
キーストロークは浅すぎず深すぎず、指の動きに無理がない設計になっているため、1日中入力作業しても手が疲れません。
特に、腱鞘炎が心配な人には安心材料になるはず。
使ってみて感じたデメリット
価格の壁
やはり最初にぶつかるのは価格の高さ。
3万円台後半〜4万円オーバーという価格は、キーボードとしてはかなりのハイエンド。
しかも、初期投資としてこの金額を出すのは、勇気が必要でした。
ただし、今後長年の仕事のお供と考えたら十分に元が取れる品質であることは間違いないです。
打鍵音は静かだけど完全無音ではない
Type-Sは確かに静音仕様ですが、打鍵音がゼロになるわけではありません。
静かなオフィスやカフェなどでは若干音が気になるかもしれません。
とはいえ「カチャカチャ音が気になる」というレベルではなく、コトコトと心地よい音なので、むしろ個人的には集中力が高まりました。
カスタマイズしたキーを覚えるのが大変
メリットでキーマップ変更ができると紹介しましたが、変更しすぎると覚えるのが意外と大変です。
特にFnキー押下時のキー配列は覚えるのに時間がかかりました。
購入前に比較した他の候補たち
HHKBを選ぶ前に、当然ですが他にもいくつかの候補を検討しました。
Keychron Q1 Max
見た目もとてもオシャレで、ダブルガスケットデザインで静音かつ打鍵感もすごくよかったです。
HHKBと同じくキーマップの変更も可能かつ、マルチデバイス接続も可能でした。
こちらも性能と見た目には全く文句のない商品でしたが、金額がHHKBより高額だったためHHKBを選択しました。
REALFORCE R3
HHKBと同じ静電容量無接点方式を採用したREALFORCE R3。
打鍵感も非常に近く、キー荷重が可変式のモデルもあるのが特徴的でした。
こちらも購入しても絶対後悔しないだろうなという性能でしたが、個人的にHHKBの方が打鍵感が好みでした。
結局HHKBに決めた理由
数ある選択肢の中から、最終的にHHHKBを選んだのには、いくつかの明確な理由があります。
長く使える信頼感と耐久性
まず圧倒的に作りがしっかりしていて、長く使える安心感があります。
キー1つ1つの品質が高く、数年単位で見たときのコスパはむしろ良いと感じました。
自分の好みと仕事スタイルにマッチ
テンキーがなくても不便を感じない作業内容、コンパクトなデスクでの作業、MacとWindowsの両方を使う環境…。
さらにはシンプルでいておしゃれなキーボード。
そうした条件に、HHKBはパズルのピースのようにぴったりハマったんです。
キーボードに投資することで作業効率が確実に上がる
毎日8時間以上触れることになるキーボードの打鍵感が上がるのは作業効率向上に直結します。
また憧れのキーボードを使用することは、自分のモチベーションも上がり更に仕事が進みました。
まとめ:買って後悔なし?HHKBの総評
HHKB Professional HYBRID Type-Sを購入してから数ヶ月経ちますが、今でも毎日使っていて、買ってよかったと思う瞬間が何度もあります。
シンプルなデザイン、スコスコ感のある打鍵音が好きな人はぜひ迷わず購入してみてください。
毎日の仕事が今より楽しくなると思います。